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綿布団とは?

『綿』は、素晴らしい!

日本人は、1200年も前から木綿の布団を、愛用してきました。

綿ふとんは、湿度の多い日本の風土にも適していて、保温性にも優れていたからです。

お天気のいい日は、外に干すと、新品のように、ほかほかになって、眠るときのあのポカポカ感は何とも言えない嬉しいものがあります。

この「ふわふわ感」「ぽかぽか感」は、繊維の伸縮による綿ふとんならではの機能です。


『綿は、打ち直し』で、長期間ご使用できます!

綿(わた)布団は、「打ち直し」することによって、新品のように復活することをご存じですか?

お客様のご使用方法によって異なりますが、通常、掛ふとんが4、5年、敷布団が3年、4年で打ち直ししていれば、15年ほど愛用していただけます。足し綿をすることで、さらに長く愛用する事も可能です。
まさにリサイクルできる、地球環境にやさしい存在なのです。

地球が生み出した、素晴らしい『綿』という素材で仕上がった布団を通して、快適な睡眠環境を提供しています。
当工房では、綿の種類も豊富に取りそろえていますので、お好みの綿によっておふとんをお仕立ていたします。

『綿』の特徴

綿の特徴
綿布団「綿は、地球にやさしい存在」
綿は、自然の中で生産と還元を繰り返す植物繊維です。
地球上の綿畑で一年間に、18億トンの二酸化炭素 を吸収し、13億トンのきれいな酸素を生み出し、大気の浄化作用を行い、地球を守る一翼を担っています。
また、綿はリサイクルにも最適な繊維です。
した がって、綿ふとんは「地球環境にやさしい」と言われます。

綿布団は素晴らしい「綿は、吸湿性に優れた存在」
 
私たちは、一晩に汗を“コップ一杯分”発散されると言われます。
コットン(木綿)の肌着が汗をよく吸い取るように、綿も睡眠中に放出する汗をよく吸い取ってくれます。
また、室内の湿気をよく吸います。
吸湿した水分は、日干しにすることで放湿され、またふっくらとよみがえります。
まさに、天然の除湿素材と言えるのです。

綿は、保温性に優れた存在「綿は、保温性に優れた存在」
 
綿は、繊維と繊維の間に空気をたくさん含んでいます。
これは、
中心部が中空で天然のよじれをもつ綿の繊維が何層にも積み重なって、無数の空気室を創り出しているからです。
だから、ふんわりと暖かくて、保温性が高まることになります。

肌身に触れる感触は、弾力性があって本当に気持ちいい存在「肌身に触れる感触は、弾力性があって本当に気持ちいい存在」
 
自然の植物繊維ですので、人肌にも近い弱酸性。
赤ちゃんやアレルギー体質のデリケートな肌に対して、刺激することはありません。
ふわっと包み込んでくる優しさは、綿の弾力性ならではだと感じています。
また、適度なかたさがあるので、包容されている感覚もあります。

ふっくら感を取り戻す回復力に優れた存在「ふっくら感を取り戻す回復力に優れた存在」
 
日干しにすると、たまっていた湿気を外に放出して繊維が縮みます。
これこそが綿の持つ復元作用なのです。
水分を吸ったり、出したりすることで弾力性を復元できる力はまさに
特性を活かした最適素材と言えますね。

『綿』の種類

綿は世界中で栽培されていますが、大きく分けると3種類に分けられます。

エジプト綿 エジプト綿
 繊維の長さが3~4cmと長くて細く、主として60番手以上の細い綿糸に使用されます。

アメリカ綿 アメリカ綿
 世界の綿生産の90%以上はアメリカ綿です。
 繊維の長さが2.2~3cmで、私たちが日常使っている綿製品のほとんどはこれです。
 当工房ではメキシコ綿を主に掛け布団用の綿として使っております。

インド・デシ綿 インド・デシ綿
 2cm以下の太くて短い繊維です。
 インドやパキスタンで生産され、敷きふとん用に使われる綿わたはこれです。
 日本で栽培されていたのは、この仲間です。

綿倉庫
綿倉庫

『綿布団』と長く、気持ち良く付き合っていく方法

縁側にある綿布団
こまめに日に干す こまめに日に干す
 日に干すことによって、吸湿した湿気をとり、かさ高や弾力性を回復させ保温性を取り戻します。
 さらに殺菌効果もあります。干す時間帯は午前10時から午後3時の間、2時間程度で充分です。

干した後、強く叩かない 干した後、強く叩かない
 強く叩くと中綿の繊維がちぎれてしまう原因になりますので、大きめなブラシなどでほこりを払う程度で良いでしょう。

干した後、強く叩かないシーツやカバーをかける シーツやカバーをかける
 ふとんの傷みや汚れを防ぎ清潔を保つために、肌触りの良い、上質のコットンのシーツやカバーをかけてください。

通気性の良いところに保管する 通気性の良いところに保管する
 長期保管する前には日干しをして、通気性の良い押入れの上段にしまってください。
 保管中も時々日干しをしたほうがいいでしょう。使用する前には必ず日干しをしてください。

コットンのお布団を見直そう!

最近では、掛け布団は羽毛布団に替わり、敷き布団は羊毛とやポリエステルの布団へと変わってきました。洋品の素材を見ていても同様のことを感じます。
とは言ってもコットンは昔から世界中で生活用品に使われる最もポピュラーな繊維ですので、その需要はまだまだ多くのものに使われ続けております。布団に関しては化学繊維が使われ始めたのは70年代くらいからではないかと思います。歴史的に見ればまだまだわずか数十年しかないものです。
それに比べ、綿は何世紀も以前より世界中の人に愛され続けられ、先人達の知恵や技術の結晶のような最も優れた繊維と言えます。
日本においても化学繊維が出るまでは100%の需要でした。そして、打ち直し技術は日本特有のものです。
化学繊維を必ずしも悪者扱いする訳ではありません。
現在は化学技術や製造技術が発達したとは言え、人が肌に付けて使用する素材としては、天然素材の持つ機能は未だ勝るものは無いように思うのです。
確かに打ち直しをするよりも新しく買った方が安く済みます。しかし、使い捨てはゴミを増やします。また、若い世代の人には、すでに綿のお布団を使ったことが無いという世代の人も出てきています。
このような世代の人にも一度は経験していただきたいですし、経験のある世代の人が教えてあげて頂きたいと想っております。
 


天然素材。環境に優しいおふとんです。

綿のお布団は「打ち直し」することによって、また新品のように復活いたします。
お客様のご使用方法によりますが、通常は掛ふとんが4~5年敷布団が3年~4年ほどで
打ち直ししていただければ15年ほど持ち長く愛用していただけます。
まさにリサイクルの元祖で環境にもいいものなのです。
今までのような「重たい」ふとんから現代の環境にあったお布団へと進化し、多くのお客様にもご好評をいただいております。
自然が生んだこの最高の素材を私どもが心をこめてお布団にお仕立てし、お客様に快眠をお届けいたします。
当店ではそのお布団に新しい素材(ポリエステル綿)を2割ほどいれており、それによって布団を軽く、そして"へたりにくく"長持ちさせる工夫をくわえております。
もちろん。綿100%でのお布団も出来ますが現代にあったこれからの綿のお布団として多くのお客様にも好評をいただいております。

綿布団の歴史は、1200年以上

1200年前から日本人に愛用されてきた木綿の布団。現在は羽毛ふとん、羊毛布団、新素材を使ったおふとんなどがたくさんでておりますが、やはり、綿のおふとんは湿度の多い日本の風土にも適し、保温性にも優れておりなじみ深いもの。
お天気の良いぽかぽかした日にお布団を干すと、それはそれはとても気持ちのいいもの。そのような「ふかふか」「ぽかぽか」さは木綿のお布団しか味わえません。
お好きなサイズで作ることもできます。 特に身長の高い方にも特注のお布団がお作りできます。

プレオーガニックコットンプログラムに賛同しています




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